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Zenfone3 Deluxeの分解レポート!水没、有機ELパネルについても詳しく解説

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Zenfone3の分解と言えば、当サイトの出番です。
今回はあまり中の構造を見る機会の無いZenfone3 Deluxeを分解したいと思います。

今回分解に使用した端末

今回分解したのはお客様からの修理依頼品です。
メーカー修理代金が約5万円と高額だったため、メーカー修理を諦めて当ショップ提携店での修理を試みましたが、中を覗いてみると腐食がひどく残念ながら直せなかった端末です。
※本記事掲載の端末すべてではありません。

発生していた問題:起動しない、充電できない
故障原因:水没
故障個所とメーカー修理代金:基盤(約28,300円)、Sub(約2,400円)、LCD(約16,200円)作業代(約1,200円)

分解開始!

 

とりあえず、液晶パネルとフレームから外します。
今回はメーカーによる作業ですが、左が液晶パネルの裏側からの写真、右が本体となります。

本体側の上下のアップです。よく見ると白くなっている箇所があると思いますが、これが腐食現象です。
Deluxeのパネルは後述しますが、中の有機ELがすぐ割れますので、もしご自身で分解される場合にはその取扱いには十分気を付けてください。

当ショップではメーカー以外にこの作業は依頼しません。パネル自体がものすごく高価いということもありますが、すぐ割れるのでマーケットにも出てこないそうです。取り扱う部品卸会社も破損リスクを負えないということらしいです。

構造としては①パネル②フレーム③中身の3構造となっています。

①パネル

液晶パネルはガラス部分(左)と有機ELパネル部分(右)の2重構造となっています。
右側の有機パネル部分ですが、有機パネルが割れているため、テープで補強しています。割れている部分が確認できるかと思いますが、このように割れると液漏れや画面が写らない症状に陥ります。

②フレーム


サイドフレームとバックフレームの一体構造です。
指紋認証センサーや電源ボタンなどはこちらです。もし、落下などによる衝撃で電源ボタンが陥没してしまった場合、フレームを交換する必要があります。

③中身


中の構造は上(基盤、カメラなど)中央(電池、アンテナ)、下(SUB、バイブレーションなど)となっています。
シンプルな3構造となっていますが、Zenfone3 無印と比べても繊細に作られています。
なお、写真は水没後の腐食が散見されます。

水没について

ここで水没に触れておきます。
スマホで一番やっかいなのが水没による不具合ですが、画面が見えない、画面が操作できない、充電ができなくなった、カメラが起動しない…などなど様々な症状を引き起こします。

水没による故障の原因は腐食です。部品が濡れて乾くと白いカビのようなものが出ます。白いカビがつくと当然ながら繊細なセンサーが作動しません。そのため、起動不良が発生します。
そのため、「白いカビが出る前にブラッシングして乾かす」ことが重要です。

この水没による腐食ですが、実は水に濡れてもすぐに処置をすれば大丈夫な場合も多いんです。よく乾燥させると直ると言われますが、あながち間違っていませんが、対策としては不足しています。いくら外から乾かしてもなかなか中の部品までうまく乾かせません。きちんと分解して乾かす必要があります。

上がブラッシング前、下がブラッシング後の状態です。

完全に腐食してしまったら、ブラッシングで取れない場合もありますが、専用のブラッシング(歯ブラシでも可)とアルコールがあればこの作業ができます。
なお、メーカーは水没修理の依頼があったら、「ブラッシングして直す」ようなことはしません。軽度な水濡れ、重度な水没に関わらず「交換」をするのが常です。水没してしまったら、中をほとんど交換しなければならないため、修理代が高額になりがちです。

有機ELパネルについて

Zenfone3 Deluxeは有機ELパネルを採用しています。これが実に厄介です。
前述しましたが、落下などのある程度の負荷がかかるとすぐに割れてダメになります。上記の写真のように画面が写っているだけまだ良い方で、ほとんどの場合は、画面が真っ暗になります。

修理の依頼を受ける際にお客様からは「最初は端末の端の方から液漏れが始まり、しだいに広がってきた。そのうち画面が真っ暗に…」と。外見は割れていないため、困惑されるお客様が多いのですが、多くの場合、自己責任での有償判定となってしまっています。
当ショップで修理を受ける場合でも、必ずメーカー修理による液晶パネル交換をしていますが、メーカーに依頼する場合の交換代は作業代含めて約17,500円(為替により変動します)となっています。